私たちのミッション

私たちは、刑事裁判においてより充実した審理を行うことが、被告人の社会復帰のため必要であると考えます。被告人の確実な立ち直りは、間違いなく社会の安全を生み出します。
私たちの研究所は、ソーシャルワークの理念、知識、方法・技術を駆使して、福祉的支援を必要とする被疑者・被告人・少年及びその家族の権利擁護を行うことを目的として活動します。

私たちにできる活動

  1. 福祉的支援を必要とする被疑者・被告人・少年及びその家族に対する個別事例のケース支援
  2. ケース支援を担う人材の育成
  3. 福祉的支援を必要とする被疑者・被告人・少年及びその家族を支える社会資源の開拓
  4. 福祉的支援を必要とする被疑者・被告人・少年及びその家族の権利擁護のための、司法・福祉・医療・心理・教育等のネットワークの構築
  5. 福祉的支援を必要とする被疑者・被告人・少年及びその家族の権利擁護に関する研究、情報発信、啓発
  6. その他関連する事業

あいさつ

私は、2003年に知的障がいのある人が起こした刑事事件に関わり,ソーシャルワーカーとして更生支援計画書(当時は支援計画書)を作成し,情状証拠として提出しました。以降,今に至るまでソーシャルワーカーとして多くの刑事事件や少年事件に関わり,更生支援を行ってきています。そしてその間,本研究所の前代表理事である藤原正範先生と出会い,お誘いを頂いて本研究所発足時の2019年11月から理事に就任して活動させていただいています。

司法ソーシャルワーク研究所は,発足当時から法人化を目指しておりましたが,なかなかそれに至らないまま年月が流れていきました。そして,発足から3年5ヵ月が経ち,私が代表理事に就任し,非営利型の一般社団法人として法人設立しました。これも,前代表理事の藤原正範先生を始め旧役員及び相談役の皆様,そして,就任を快く引き受けていただいた理事の皆様のお力添えがあってのことかと思います。

今後は,近畿を中心に弁護士会,福祉関係機関などとも連携・協力関係を保ちつつ、切磋琢磨し、更生支援のために寄与したいと考えています。当研究所へご尽力を賜りますようよろしくお願い致します。

2023年4月28日
代表理事 原田 和明